
極真空手において、昇級審査は次のステップにいく大きな節目。
しかし、審査の内容がわからず不安を抱えている方も少なくありません。
特に入門して間もない方や初級の帯の方だと、落ち着かずに前日の夜も眠れないでしょう…
本記事で解決できること
- 昇級審査の内容がわからない
- 昇級審査で合格するためのコツが知りたい
- 昇級審査に向けた対策が知りたい
本記事の執筆者

真二(@shinji_sonohata)
この記事を書いている僕は、筋トレ歴・極真空手歴20年以上を誇る現役の空手家。
これまで極真空手をベースに自重トレーニングやウエイトトレーニング、どちらも本格的に取り組んできました。

今回の記事では、極真空手の昇級審査の内容や対策について詳しく解説していきます。
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極真空手の昇級審査の内容
まずは、昇級審査の内容の全体像を見ていきましょう。
事前に把握しておくことで、より安心して昇級審査に挑めます!
基本稽古の確認
はじめに行われるのは、基本稽古の確認です。
ここでは、道場で普段からやっている基本的な動作や基礎体力が審査されます。
主に見られる項目
- 基本稽古
- 体の柔軟性
- 基礎体力
- 二段蹴り(緑帯以上は飛び後ろ廻し蹴り)
日常的にマジメに稽古に取り組んでいる方なら、基本稽古の審査でコケることはまずないでしょう。
次に体の柔軟性については、初級者であれば努力義務で大目に見てもらえる場合もあります。
しかし、上級者となると股割りをして胸が床につくことが必須。常日頃からしっかりと柔軟運動をやっておきましょう。
そして、基礎体力の審査では拳立て伏せとジャンピングスクワットが各50回ずつ。さらに、椅子に乗って構えているミットを二段蹴りで当てなければなりません。

型審査(それぞれの級位に応じて)
型審査ではそれぞれの級位で指定された型を行います。
各級位で行う型は以下のとおり。(どの型を行うかは支部により若干異なる場合があります。)
| 帯の色 | 段位・級位 | 審査で行う型 |
| 白帯 | 無級 | 太極1・太極2・足技太極1 |
| オレンジ帯 | 10級・9級 | 太極3・足技太極2・足技太極3 |
| 青帯 | 8級・7級 | 平安1・平安2・三戦 |
| 黃帯 | 6級・5級 | 平安3・平安4・安三 |
| 緑帯 | 4級・3級 | 平安5・撃砕大・突きの型 |
| 茶帯 | 2級 | 最破・撃砕小・転掌 |
| 茶帯 | 1級 | 平安1、2、3、4、5裏・十八・鉄騎1 |
| 黒帯 | 初段 | 征遠鎮・臥龍・鉄騎2 |
※茶帯1級からは昇段審査
上記のとおり、たくさんの型を覚えなければなりません。
実際の審査では細かくチェックされるので、動きの細部まで習得しておきましょう。
極真空手のすべての型の動画リスト↓↓

組手審査
最後に行われるのが組手審査です。
サポーターやヘッドギアを付けて、実際の試合形式で行われます。
試合形式といっても相手を倒すが目的ではなく、しっかりと組手ができているか?がもっとも重視されるポイント。ただガムシャラにつっこむのではなく、対戦相手と上手く攻防できることが大切です。
といっても、初級者の場合だと緊張してしまい、勢いよくつっこんでしまう方も少なくありません。

昇級審査で合格するためのコツ
昇級審査で合格するためには普段から真剣に稽古に取り組む!これに尽きるでしょう。
そもそも昇級審査を受けられるということは、道場の責任者が承認した証です。
次の級に昇級できる実力がなければ、受審資格を得ることはありえません。
もちろん、ただ一生懸命やるだけではなく、既定の型や組手も上達する必要があります。常日頃の稽古に対する姿勢がもっとも重要でしょう。
あなたが昇級審査を受けられるのは責任者に認めてもらえたということ。自信を持って審査に挑んでくださいね。

昇級審査に向けた対策
誰もが万全の対策をして昇級審査に挑みたいと感じているはず!
ここからは、審査に向けた対策について解説していきます。
稽古を休まない
まずは、当然ですが普段から稽古に参加すること。稽古を休めば休んだだけ不安が大きくなります。
そもそも普段の稽古で自信をつけていなければ、落ち着いて審査を受けることはできません。
不安を払拭するためにも、稽古に休まず参加しましょう。

型の三要素を意識
極真空手の型に限った話ではありませんが、ただ順番や形を覚えるだけではまったく意味がありません。
そこで、極真空手の「型の三要素」と呼ばれる技術を意識しておきましょう。
型の三要素
- 技の緩急
一定の速さで動作をするのではなく、すばやい動作、ゆっくりな動作を使い分け、メリハリをつけましょう。 - 力の強弱
ただ力強く突きや蹴りをすれば良いわけではありません。例えば、当たる瞬間に力を入れるなど強弱をつけるのが良い例です。 - 呼吸の調整
攻撃をするときや受けるときなど、力を発揮するときに息を吐くのがポイント。型だけではなく組手でも必要な技術です。

スパーリングで組手対策
組手審査ではただ相手を倒すことが目的ではなく、いかにしっかりと闘えるかがポイントになります。
普段のスパーリングで正確に受け返しができるように稽古しておきましょう。
もちろん、ただスパーリングをたくさんするだけではダメ。常に高い意識をもって取り組むことで、上手い組手ができるようになります。
さまざまなパターンの突きや蹴りに対して、正確にさばいてすばやく技を返せるように反復するのがおすすめですよ。

まとめ:万全の対策をして昇級審査に挑もう!
今回の記事では、極真空手の昇級審査の内容や対策について詳しく解説しました。
そもそも昇級審査は何度経験していても多少は緊張するもの…まずは、常日頃から普段から稽古に休まず参加し、高い意識を持って取り組むことで不安を和らげられます。
また、審査前の対策としては型の三要素を意識し、スパーリングで実践慣れしておくことも大切ですよ。

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格闘技の中でも、特にストイックなイメージのある極真空手。その頂点に君臨する黒帯は、まさに憧れの存在ですよね。いったい、極真空手の黒帯はどれくらいすごいのでしょうか?・極真空手の黒帯のすごさが知りたい・黒帯取得までの具体的な期間を知りたい・昇段審査を受けるための条件や難易度が知りたい
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