- 極真空手って、顔面パンチなしだけど強いの?
- 極真空手で喧嘩は強くなるの?
- 極真空手って、他の格闘技と比べてどうなのかな?

今回は、格闘技が好きな方々の間でもよく議論になる、こんな疑問にお答えします。
記事の信頼性
この記事を書いている僕は、15歳で極真会館に入門し、空手歴は約20年ほど。
以前は、試合にも度々出場していました。最高成績は地方大会で一般上級の部(サポーターなし)軽量級ベスト8入賞。
こんな僕が解説していきます。
1.極真空手は弱い!?
結論からいうと、極真空手をやっている方は、めちゃくちゃ強いです。
では、どうして「極真空手は弱いのでは?」という人がいるのでしょうか?
やっぱり、極真空手は顔面パンチがないからかな?


顔面パンチがないことが、理由としてよく挙げられますよね。しかし、顔面パンチは反則となっていますが、決して弱いわけではないんです。
これから、その理由を解説します!
1-1 空手は顔面への攻撃を想定している
極真空手では、普段から顔面への攻撃を想定した、受けの稽古をしっかりと行っています。
しかし、極真空手の試合ではルール上『顔面へのパンチが反則』なので、基本的には接近戦での試合になります。これが、『顔面パンチがないので弱い』といわれる一番の要因でしょう。
確かに『実践における顔面パンチへの対応』だけでいうと、ボクシングやキックボクシングなどに比べると劣るでしょう。
とはいえ、顔面へパンチの有無だけでは本当の強さは図れませんよね。
なので、繰り返しですが、普段から顔面への攻撃を想定した、受けの稽古をしっかりと行っているので、顔面への攻撃にも対応することができます。
1-2 極真空手は反射神経もいい
上記でも解説しましたが、極真空手の試合は、他の格闘技と比べると基本的には接近戦ですよ。
こんな接近戦の中ですが、双方の選手は、しっかりと攻撃を捌いており、致命打になることはほぼありません。

そもそも極真空手の試合は、『素手・素足(サポーター無し)』なので、クリーンヒットが入ると『一撃』で相手は倒れます。
このように、極真空手では、接近戦でもしっかりと攻撃を捌かなければいけないので、『高い反射神経』が養われています。
よって、顔面へパンチにも十分に対応できるのです。
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1-3 僕自身が極真会館に入門して感じたこと
僕は極真空手に入門する以前から、『ブルース・リー』に憧れて、ずっと身体を鍛えていました。
なので、自分の強さにはわりと自信があり、極真会館の門を叩いたのですが、実際に組手をすると、先輩方には攻撃がまったく当たらず、しかも毎回『ボコボコ』にされていました。
つまり、それほどまでに力の差があったということです。

ちなみに、先生には今だに『ボコボコ』にされています(笑)
空手歴20年の『真二』さんでも、やっぱり先生には敵わないんですね(汗)

このように、極真空手をやっている方は、日々厳しい鍛錬を行っています。なので、僕自身が身を持って、『極真空手は強い』と断言できます。
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2.そもそも、空手家は喧嘩をしない
極真空手は、喧嘩で役に立つの?

このように考える方も、多くいらっしゃると思います。
結論からいうと、極真空手に入門している方は、もちろん喧嘩も強いですが、そもそも喧嘩をしません。
とはいえ、はじめは喧嘩に強くことが目的で入門する方が多いでしょう。
しかし、ほとんどの方が、極真空手を学んでいくにつれ、喧嘩に強くなることがだけが目的ではなくなるのです。
例えば、僕もはじめは喧嘩に強くなりたくて極真会館に入門したのですが、時を追うごとに感情が大きく変化しました。
稽古に励んで、「もっと強くなりたい!」という気持ちがあるのはもちろんですが、なにより極真空手を通じて、「もっと人間的に成長したい。先生のような人格者になりたい。」といった感情が芽生えてきたのです。

おそらく極真空手に限らず、他の武道を学んでいる方々も同じような感情をお持ちでしょう。
なので、繰り返しですが、極真空手に入門している方は、もちろん喧嘩も強いですが、そもそも喧嘩をしないのです。
3.強くなれる格闘技はどれ?
たくさんある格闘技のなかで、結局のところどれが一番強くなれるの?

結論、『どの格闘技も強いし、そもそも一番強い格闘技など存在しない』というのが答えです。
なぜなら、格闘技はそれぞれルールが違うから。
例えば、『極真空手のルールだと極真空手の選手が一番強いし、柔道であれば柔道の選手が強い。また、相撲であればお相撲さんが強い』ですよね。
つまり、それぞれのルールのなかで、より強くなるための稽古をするので、結局のところ、どの格闘技も強いという回答が正解になります。

本当に一番を決めるなら、何でもありの喧嘩をしなければ分からないです。当然ですが、そんなことできませんよね(汗)
なので、繰り返しですが 『どの格闘技も強いし、そもそも一番強い格闘技など存在しない』のです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、「極真空手は弱いのか?」について、以下の内容を解説しました。
あらゆる格闘技がありますが、それぞれ決められたルールの中で、強くなるためのトレーニングを行っています。
なので、極真空手に限らず、どの格闘技も素晴らしいし、強くなることがお分かりいただけたと思います。

真の強さとは何か?それは、喧嘩に強くなることではなく、相手の痛みを知り、おのれ自身の人格を形成することである。