「ケトルベルスイングは全身に効くって聞いたのに、いまいち効果が感じられない…。効果なしって噂は本当なのかな…?」
そんな悩みを抱えていませんか。
せっかくトレーニングを始めたのに、効果を実感できないとモチベーションも下がってしまいますよね。
ご安心ください。この記事を読めば、ケトルベルスイングで効果を出すためのポイントがきっと見つかりますよ!
本記事で解決できること
- ケトルベルスイングは本当に効果がないのか知りたい
- ケトルベルスイングの正しいやり方が知りたい
- ケトルベルスイングを行う際の注意点が知りたい
- ケトルベルスイングのバリエーション種目を教えてほしい
本記事の執筆者
真二(@shinji_sonohata)
この記事を書いている僕は、筋トレ歴・極真空手歴20年以上を誇る筋トレ愛好家。
これまで極真空手をベースに自重トレーニングやウエイトトレーニング、どちらも本格的に取り組んできました。

今回の記事では、ケトルベルスイングの効果と注意点について詳しく解説していきます。
\僕が使っているのは可変式ケトルベル!/
「ダイエットのために筋トレをはじめたけど、思ったより体重が減らない…筋トレって実は消費カロリーが少ないって聞いたけど本当?」効果が実感できないと、モチベーションも下がってしまいますよね。でも、心配はいりません。筋トレのダイエット効果は、単純な消費カロリーだけで測れないんです。
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ケトルベルスイングは効果なしって本当!?得られる5つのメリット
結論からいうと、「ケトルベルスイングは効果なし」という情報は誤解。もしかすると、まだポテンシャルを引き出せていないのかもしれません。
ケトルベルスイングを正しく実践すれば、以下のような素晴らしいメリットが得られます。
全身の筋肉を鍛えられる
ケトルベルを振り上げる動作は、お尻(大臀筋)や太もも裏(ハムストリングス)、背中の大きな筋肉(広背筋、脊柱起立筋)を効果的に刺激します。
さらに、肩周りの筋肉や腕の筋肉も補助的に使われるため、文字通り全身運動となり、バランスの取れた筋力アップが目指せますよ。
体幹の強化
ケトルベルの重さに振られないよう、スイング中は腹筋や背筋といった体幹部が常に緊張を強いられます。
この連続的な負荷が、体の軸となる強力な体幹を作り上げるんです。
瞬発力と持久力が両方アップ
ケトルベルを股関節の力を使って爆発的に振り上げることで、瞬発的なパワー発揮能力が向上します。
繰り返しスイングを行うことで心拍数が上がり心肺機能が強化され、持久力も同時に向上するんです。
動作の連動性向上
ケトルベルスイングは足裏で地面を踏みしめ、股関節、体幹、上半身へと力を連動させて行う全身運動です。
各関節や筋肉がスムーズに連動して働く能力が向上し、より効率的で力強い身体操作を身につけられますよ。
脂肪燃焼効果
全身の大きな筋肉をダイナミックに動かすため、短時間でも多くのカロリーを消費します。
有酸素運動の要素と筋力トレーニングの要素をあわせ持つため、基礎代謝の向上と運動中の脂肪燃焼がダブルで期待できるでしょう。
上記のように、ケトルベルスイングは多岐にわたるメリットが期待できる優れたトレーニングです。
しかし、効果を最大限に引き出すには、適切なフォームと意識が不可欠。次のステップで正しいやり方をマスターしましょう。
ケトルベルスイングの正しいやり方
ケトルベルスイングは、ケトルベルを振り子のようにスイングさせて全身を効率良く鍛えられるエクササイズ。
ここでは、もっとも一般的なロシアンスイングのやり方をご紹介します。
フォーム
- 足を肩幅よりやや広めに開いて立ち、ケトルベルを両手でしっかりと握る
- 背筋を伸ばしたまま、股関節からお辞儀するようにお尻を後ろに突き出して上半身を倒す
- お尻と太もも裏の力を使い、勢いよく股関節を伸展させながらケトルベルを胸の高さまで振り上げる
- ケトルベルの重さにまかせて自然に下ろし、再び股関節を曲げて次のスイングに移る
スクワットのように膝を曲げすぎず、股関節の曲げ伸ばしを意識します。
腕の力でケトルベルを持ち上げるのではなく、股関節の伸展パワー(お尻を突き出す力)で振り上げる感覚を持ちましょう。
また、振り上げるときに息を吐き、下ろすときに吸うのがポイントです。
ケトルベルスイングを行う際の注意点3つ
ケトルベルスイングの効果を安全かつ最大限に得るためには、いくつかの注意点があります。
以下の3つのポイントを意識してトレーニングに取り組むことで、効果の実感が変わってくるでしょう。
注意点1.正しいフォームで行う
ケトルベルスイングで最も重要なのは、正しいフォームを徹底することです。
特に背中が丸まったり腕の力だけで振り上げようとしたりすると、腰や肩を痛める原因になりかねません。
股関節の動きを意識し、お尻と太もも裏の力でケトルベルを振り上げる感覚をつかみましょう。
フォームの確認方法
- 鏡の前で動作を行い、都度チェックする
- スマートフォンなどで動画撮影し、客観的に確認する
- 可能であれば、経験者やトレーナーに見てもらう

注意点2.振り回されないように体幹を意識する
ケトルベルスイングでは、ケトルベルの重さに体が振り回されないよう常に体幹を意識しなければなりません。
お腹に力を入れ背筋をまっすぐに保つことで体幹が安定し、スイングの軸がブレにくくなります。
体幹が使えていないと腰が反ったり体が前後に大きく揺れたりしてしまい、効果が半減するだけでなく腰痛のリスクも高めてしまうでしょう。

注意点3.軽い重量から始める
ケトルベルスイングを始める際は、最初から重い重量に挑戦するのではなく、まず軽めの重量からスタートすることが肝心です。
特に正しいフォームが身についていない段階で重いケトルベルを扱うと、フォームが崩れてしまい効果が得られないばかりかケガをする危険性が高まります。
まずは軽い重量で正確な動作を繰り返し練習し、体が動きを覚えてから徐々に重量を上げていきましょう。

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ケトルベルスイングのバリエーション種目3選
基本的なケトルベルスイングに慣れてきたら、少しバリエーションを加えてトレーニングに変化をつけてみても良いかもしれません。
異なる刺激が入り、さらなる筋力アップや運動能力向上が期待できます。
代表的なバリエーション種目は以下の3つ。
アメリカンスイング
アメリカンスイングは、ケトルベルを頭上まで高く振り上げるダイナミックなバリエーション。
基本的なケトルベルロシアンスイングよりも可動域が広いため、肩周りの筋肉や体幹への刺激が強まります。
フォーム
- 足を肩幅よりやや広めに開いて立ち、ケトルベルを両手でしっかりと握る
- 背筋を伸ばしたまま、股関節からお辞儀するようにお尻を後ろに突き出して上半身を倒す
- お尻と太もも裏の力を使い、勢いよく股関節を伸展させながらケトルベルを頭上の高さまで振り上げる
- ケトルベルの重さにまかせて自然に下ろし、再び股関節を曲げて次のスイングに移る
ケトルベルを頭上に持ち上げる際に腰が反りやすくなるので、常に腹筋に力を入れて体幹を固めたまま動作してください。
頭上までスムーズに振り上げるためには、肩関節の十分な柔軟性が必要。はじめは無理のない範囲で行いましょう。
ワンハンドスイング
ワンハンドスイングは、その名の通り片手でケトルベルをスイングするバリエーション。
両手で行うスイングよりも体幹の左右非対称な負荷が大きくなるため、特に体が不意にねじれないように支える力(抗回旋筋力)や片側の体幹を安定させる力がより鍛えられます。
フォーム
- 足を肩幅よりやや広めに開いて立ち、ケトルベルを片方の手でしっかりと握る
- 背筋を伸ばしたまま、股関節からお辞儀するようにお尻を後ろに突き出して上半身を倒す
- お尻と太もも裏の力を使い、勢いよく股関節を伸展させながらケトルベルを胸の高さまで振り上げる
- ケトルベルの重さにまかせて自然に下ろし、再び股関節を曲げて次のスイングに移る
- 反対側の手でも同様に行う
片手で操作するため体が左右にぶれたり、開いたりしやすくなります。常に体幹を意識し、体の正面を保つようにしましょう。
ワンハンドスイングは難易度が高いため、まずは両手でのケトルベルスイング(ロシアンスイング)を十分に習得してから挑戦してください。
交互スイング
交互スイングは、スイングのトップポジションでケトルベルを片手からもう一方の手に持ち替えるより高度なバリエーション。
ワンハンドスイングの要素に加えて持ち替える際のタイミングや正確性が求められるため、全身の協調性や集中力をさらに高める効果があります。
フォーム
- 足を肩幅よりやや広めに開いて立ち、ケトルベルを片方の手でしっかりと握る
- 背筋を伸ばしたまま、股関節からお辞儀するようにお尻を後ろに突き出して上半身を倒す
- お尻と太もも裏の力を使い、勢いよく股関節を伸展させながらケトルベルを胸の高さまで振り上げる
- トップポジションで反対の手に持ち替える
- ケトルベルの重さにまかせて自然に下ろし、再び股関節を曲げて次のスイングに移る
- 左右交互に動作を繰り返す
ケトルベルを持ち替える際は、次の手で確実にハンドルを握ったことを確認してから、前の手を離すようにしましょう。
万が一ケトルベルを落としてしまっても安全なように、周囲に人や物がない広い場所で行ってください。
まとめ:ケトルベルスイングの効果を実感しよう!
今回の記事では、ケトルベルスイングの効果と注意点について解説しました。
ケトルベルスイングは決して効果がないトレーニングではありません。
全身の筋肉強化や体幹向上、瞬発力と持久力のアップ、動作の連動性向上、そして高い脂肪燃焼効果といったさまざまなメリットがあります。
しかし、効果を最大限に引き出すには、正しいやり方をマスターすることが不可欠です。
特に注意してほしいポイントは以下の3つ。ぜひ意識してみてください。
- 正しいフォームで行う:間違ったフォームは効果が出ないだけでなく、ケガのリスクを高めます。
- 振り回されないように体幹を意識する:お腹に力を入れ背筋をまっすぐに保つことで体幹が安定し、スイングの軸がブレにくくなります。
- 軽めの重量から始める: まずは軽い重量で正確なフォームを身につけることが、結果的に効果を実感する近道となります。
基本的なケトルベルスイングに慣れたら、記事の後半でご紹介したバリエーション種目にもチャレンジしてみましょう。

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