- 自分の目的に合った筋トレができているのかな?
- せっかく筋トレしてるのに、効果がイマイチ。
- 目的に合った筋トレ方法が知りたい。
こんな悩みにお答えします。
記事の信頼性
『速筋・遅筋』知識は、筋トレするにあたってとても重要な知識です。
今回は、「目的に応じた正しいトレーニング方法が分からず、ただガムシャラに筋トレをしている。」そんな、筋トレ初心者の読者に向けた解説記事となっています。
この記事を読むことで、しっかりとあなたの目的にあった、効果的な筋トレ方法が見つかるでしょう。
では、さっそくはじめていきます。
1. あなたの筋トレは正しい!?速筋線維と遅筋線維の違い
まず基礎知識として、筋肉には大きく『速筋(赤筋:アウターマッスル)』と『遅筋(白筋:インナーマッスル)』に分かれます。
『速筋』と『遅筋』では力を発揮する分野が違い、双方にメリット・デメリットがあります。

こういった知識がなければ、目的とはまったく違う筋トレを行ってしまう可能性がありますので、しっかりと覚えておきましょう。
それでは、それぞれ簡単に解説していきましょう。
1-1 速筋とは
速筋は短時間に大きな力を発揮する瞬発力系の筋肉のことで、主に『短距離走』や『ウエイトリフティング』など、短時間のスポーツで効果を発揮します。
メリット
- 筋肥大することにより、筋肉が太くなる。
- 筋肉量が増えることで基礎代謝があがり、痩せやすい身体になる。
デメリット
- 筋肉の持久力は下がる傾向にある。
- 筋肉が太くなるので、人によってはボディラインが気になるかも?
ポイント
速筋を鍛えるためには、『高重量・低回数』のトレーニングが適しているといわれています。
目安としては『10〜12回』で限界となる負荷のトレーニングです。
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1-2 遅筋とは
主に、遅筋は大きな力は発揮できないが、長時間動かし続けることができる筋肉のことで、主に『マラソン』や『サッカー』など、長時間動くスポーツで効果を発揮します。
メリット
- エネルギー源が糖質なので、脂肪燃焼効果が高い。
- 持久力系の筋肉が身につき、長時間動かし続けることができる。
デメリット
- 速筋のトレーニングに比べて、筋肥大しにくい。
- 筋肉量が増えにくいので、基礎代謝量が上がりにくい。
ポイント
遅筋を鍛えるためには、『低重量・高回数』のトレーニングが適しているといわれています。
目安としては『15〜20回』で限界となる負荷に調整しましょう。
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1-3 あなたの目的に合った筋トレをしましょう
あなたの目的は何でしょうか?
例えば、『ボディビル?』、それとも『トライアスロン?』
『ボディビル』であれば、筋肉を太く大きくしなければならないので、『速筋線維』を積極的に鍛えなければいけませんよね。
また、『トライアスロン』であれば、長時間動き続けなければならないので、『遅筋線維』を積極的に鍛えなければならないのです。

このように、『速筋』と『遅筋』は、それぞれ逆の性質を持っています。あなたの目的に合ったトレーニングを行っていきましょう。
2. 効果が出ないときの注意ポイント
目的に合ったトレーニングをちゃんと行っているのに、なかなか効果が出ない。

こんな場合に、よくある原因は、
- そもそも負荷が足りていない
- 狙った部位に効いていない
この2つが原因である場合が多いです。
2-1 そもそも負荷が足りていない
結果が出ない原因の1つ目は、負荷が足りていないことです。
適正な重量で、しっかりと追い込まなければ、筋肉は成長しません。
つまり、回数ばかりに意識がいき、結果的に追い込めていない状態ですね。
例えば、筋肥大を狙っている場合、「10〜12回」という回数ばかり意識がいき、本当はもっとできるのに、軽いトレーニングになってはいないでしょうか?
なので、適正な重量や負荷に調整して、しっかりと追い込んでいきましょう。
2-2 狙った部位に効いていない
こちらも効果がでない場合に、よくある要因です。
しっかりと狙った部位に効いてなければ、もちろん効果はでませんよね。
例えば、腕立て伏せの場合だと、『大胸筋に効かずに、三頭筋などに負荷が逃げている』状態です。
身体に疲労が溜まると、どうしてもフォームは崩れがちになります。しっかりと負荷がのる正しいフォームを意識しましょう。
また、そもそもコントロールできない重量で行っている場合にも、同じように他の部位に負荷が逃げやすい傾向にあるので、こちらも注意が必要ですね。
なので、狙った部位に効いていなければ本末転倒なので、しっかりと狙った部位に効かせる正しいフォームで行いましょう。
3. 速筋・遅筋のトレーニングの割合を意識しよう
あらゆるスポーツがありますが、『速筋』と『遅筋』の片方だけ鍛えればよいというわけではありません。
つまり、各スポーツの特性によって、それぞれバランスよく鍛える必要があるのです。
例えば、格闘技の場合で解説すると、
ボクシングの場合
パワーも必要ですが、たくさんのラウンド数を戦い抜くスタミナも必要になります。
なので、パワーを養う『速筋』のトレーニングよりも、走り込みなどを多く行う『遅筋』のトレーニングの比率が高くなる傾向にあります。
キックボクシングの場合
ボクシングと比べると、ラウンド数も少なく、だいたい3ラウンドほどです。
なので、パワーを養う『速筋』のトレーニングの比率を高めつつ、適度に『遅筋』のトレーニングを行う傾向にあるでしょう。
繰り返しですが、このように各スポーツの特性によって、それぞれバランスよく鍛える必要があるのです。
まとめ
今回は、「目的に応じた正しいトレーニング方法が分からず、ただガムシャラに筋トレをしている。」そんな、筋トレ初心者の読者に向けて、以下の内容を解説しました。
- 速筋と遅筋の違いを理解し、目的に合った筋トレを行いましょう。
- 筋トレの効果が出ない原因は、『しっかりと追い込めていない』、または『他の部位に負荷が逃げるフォームになっている』可能性が高い。
- 各スポーツの特性に応じて、『速筋』と『遅筋』をそれぞれバランスよく鍛えることが大事である。
こんな内容でしたね。
『速筋』と『遅筋』の基礎知識を理解することで、さらに筋トレの効果が高まることと思います。
それでは!